耳鼻科疾患

耳鼻科疾患について

突発性難聴、メニエル病、低音性難聴、良性発作性頭位めまい症、顔面神経麻痺等、鍼灸にこられる方の症状は多岐に亘ります。

発症期間や重症度により予後は変わりますが、耳鼻科疾患の治療はいかに早く治療を始めるかが重要です。

早い対応である程、良い経過が見られる事が多いです。

治療をお悩みの方は相談だけでもご検討下さい。

突発性難聴について

突発性難聴が発症する原因は現在明らかになっていません。

ただ、音を感じ取る聴細胞が何らかの原因で障害され、難聴やめまい、閉塞感やその他症状が引き起こされると言われています。

そして耳鳴りは、下がった聴力を補おうと脳が神経を興奮させる事で実際には存在しない音が聞こえてくると考えられています。

これに対し、当院の治療では耳の中と外、両方の血液循環を良くする事で症状の改善を図ります。

勿論耳の中に針を刺す事はありません。耳の中にはスーパーライザーの照射を行います。

そうする事で中の血管の拡張や細胞の活性化を起こし、傷ついた細胞の修復を目指します。

また、鍼で耳回りや首肩の血流を良くすることで、より早い細胞の再生を後押しします。

メニエル病について

内耳にある三半規管や蝸牛に水腫が起こる事で聴神経が障害され、激しいめまいやその他症状が起こる疾患です。

突発的なめまいを繰り返し起こし、激しいものだと嘔吐や歩行不安定になる方もいます。

耳鳴りや閉塞感、難聴を伴う事も多く、症状が長期間続くと完治が難しくなり、また難聴が悪化する事があります。

ただ、早期に対処すると回復する可能性は比較的高い疾患です。

当院では突発性難聴の治療と同様、耳の中の血行を改善させる事で水腫を無くし、症状の改善を図ります。

メニエル病は数年後に再発したり、長期化する方もおられますが、予防とその都度早い対応が大切となります。

その他耳鼻科疾患の治療について

耳鼻科の治療について、疾患により治療箇所は変わりますが、血行を改善し、細胞の活性化を促し、細胞や神経の再生を図るという基本方針は変わりません。

初診時には症状や治療の内容についてより詳しく説明させて頂きます。
疑問等があればまた診察時にお聞き下さい。

ただ、耳の症状以外に歩行障害、手足や顔の痺れ、激しい頭痛、ろれつが回らない等の症状がある場合は脳の障害の可能性もあります。

その際は鍼灸に来られる前に、まず医療機関を受診して下さい。